top of page

エレベーターの乗れる配送ロボットの紹介

「このロボットはエレベーターに乗って違う階に運べるの?」

配送ロボットの導入を検討されてきたお客様の多くから聞かれてきた質問です。

「GAEMI(ゲミ)なら、自分でボタンを押してエレベーターに乗り、指定したフロアに移動してモノを運ぶことができます」

このロボットGAEMIはエレベーターの改造なしに、階を跨いだ配送が可能です。


エレベーターに乗れる配送ロボット


エレベーターに乗ることが難しい配送ロボット


ロボットによる階を跨いだ配送を検討したことがある方は知っておられることも多いと思いますが、ロボットがエレベーターに乗る方法は、エレベーターの改造が必要となるケースが多いです。

簡単に言うと、エレベーターをネットにつなげてロボットと通信すること、指定した階に止まるようにエレベーターを制御することで可能となります。実現方法は確立されているのですが、このエレベーターの改造費用が非常に高額になります。エレベーターの機種や方法によりますが、初期費用が1,000万から2,000万円の上に、月額がかかってくるケースが多いです。

さらに、エレベーター改造後の運用・保守において、建物の所有者、施設の利用者、エレベーターの保守業者、エレベーターメーカーが、異なる主張をするためになかなか先に進まないケースも発生します。



自分でボタンを押してエレベーターに乗る配送ロボット


人間の場合には、エレベーターホールで上下どちらかのボタンを押し、エレベーターの到着を待って、エレベーターの中を確認した上で乗りこみ、行きたい階のボタンを押し、エレベーター内の表示を見て、目的の階についたら降ります。この一連の動きがロボットにはなかなか出来ませんでした。

エレベーターの階を指定するボタンにいろいろなデザインがあって分からない。エレベーター内の階の表示方法が統一されていないため、どこを見えればいいか分からない。画像認識でのAI活用が進むまではこれらの差異を正しく把握することが難しかったのです。

GAEMIは人間であればあたりまえにできている一連の動作を行うことが可能となっています。エレベーターホールでボタンを押して待ち、エレベーターが来たら移動して乗り込みます。自分の手(ロボットアーム)を使って行きたい階のボタンを押し、自分の目(複数のカメラ)を使ってエレベーターの表示を見て、目的の階に着いたらエレベーターを降りて、モノを所定の場所に運んでいくことが可能です。そのため、階を跨いだロボットによる配送をエレベーターを改造することなく実現します。

また、ロボットアームがあるために、ICカードに対応したドアを開けることもできますし、ドアをノックすることもできるようになっています。


エレベーターのボタンを押す配送ロボット


医療機関・病院への配送ロボットの導入

近年、医療機関での人手不足が拡大し、看護師の方が多くの雑務に忙殺されている状況となっています。ロボットで看護師の仕事を代替することは難しいですが、GAEMIを導入することでモノを運ぶ作業の一部を代替することは可能です。

GAEMIはこれまでに複数の医療機関においていろいろなモノを運んできました。

  • 【カルテ配送】 3階のカルテを1日3回、9階のナースステーションまで持っていく

  • 【検体配送】 尿検査のための検体を4階から5階の検査室まで持っていく

  • 【薬剤配送】 毎日決まった時間に、薬剤室から各フロアのナースステーションまで持っていく

  • 【おつかい】 歩けない入院患者からのお願いを受けて、1階のコンビニから雑誌を買ってくる

GAEMIが運ぶまで、これらの配送は看護師の仕事になっていました。1回1回の作業は10分程度で終わりますが、毎日決められた時間に行う必要があり、現場の負担になっていました。GAEMIを導入することでフロアを跨ぐモノを運ぶ作業が自動化できるために、看護師の負担を軽減することが可能となります。

また、医療機関・病院での最大の課題である安全面についても、ロボットの移動速度設定、移動経路の最適化、院内での表示等を工夫することで、安全に稼働することができることが実証されています。

病院での配送の効率化を検討されている方は、ぜひご連絡ください。







ホテルでの配送ロボットの導入

医療機関・病院と同様にホテルでも人手不足が拡大しています。GAEMIを導入することでルームサービスを自動化することができます。限られた人数でホテルを運営する中で、時間帯によってはルームサービスにタイムリーに対応することが難しくなります。

GAEMIであれば、自分でエレベーターに乗って移動した上で、各部屋のドアをノックすることができるため、お客様の部屋までルームサービスを届けることができます。GAEMIを導入することで現場の負担を抑えながらタイムリーなサービス提供が可能となります。

ホテルにて配送の効率化を検討されている方は、ぜひご連絡ください。




それ以外の施設への配送ロボット導入の可能性

GAEMIの基本機能は自分でエレベーターに乗って、階を跨いでモノを運ぶことになります。例えば、オフィスビル内でも、郵便物や書類を持っていくために社員の方が多く移動しています。商業施設や学校・公共施設においても、モノを運ぶ作業に多くの時間が取られています。階を跨いでモノを運ぶ作業が多くあるケースではGAEMIの導入により現場の負担を軽減することが可能となります。今後、日本においては少子高齢化の影響で、多くの職場で人手不足が拡大します。ぜひ、ロボットの活用による生産性向上を一緒に検討させてください。


Comments


bottom of page